舞台上の青春
高校演劇の世界
Other
Publisher | 辰巳出版株式会社 |
ISBN | 978-4777825233 |
C code | C0074 |
Publication Date | 2020/11/4 |
NET Price(¥) | 1600yen |
Pages | 224ページ |
Format | 四六判 |
Size | 188×128 |
Color | 1C |
Product description
上がらない幕の向こうで、高校生たちは何を感じていたのだろう。
寂しい夏を、何かの形にしようとした生徒たちの日々の葛藤が胸を打つ。
―――平田オリザ(劇作家・演出家・劇団「青年団」主宰)
壁にぶつかりながら、自分の向き合い舞台に立つ高校演劇の「今」に迫る!
高校演劇の大会と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。
高校野球のような知名度はないものの、演劇部にも青春を賭けて戦う全国大会があります。
毎年、大会に出場できるのは全国約2000校のうち、わずか12校だけ。その倍率は実に175倍。
この甲子園以上の狭き門を突破しようと、全国の高校演劇部員は日々情熱を燃やし舞台を作っているのです。
本書では、全国大会出場校5校と授業に「演劇」を取り入れ、教育に活かしている高校を取材しています。
演劇に必死に向き合う高校生や指導する先生の想いをインタビューや密着取材、ブロック大会を通して紡いでいます。
ストーリーの語り部は映画評論家の相田冬二。そして今夏、高校演劇からの映画化で話題になった『アルプススタンドのはしの方』原作者へのインタビューも収録。
Index
プロローグ 福島県立いわき総合高等学校芸術表現系列(演劇)第16期生の「断片」
第一章 北海道富良野高等学校演劇同好会の「居場所」
第二章 埼玉県立川越高等学校の「いてふの樹」/東京都立東高等学校の「パイプ椅子」
第三章 千葉県立松戸高等学校の「希望」
第四章 青森県立青森中央高等学校の「全員演劇」
幕間 福島県立いわき総合高等学校の「扉」
第五章 徳島市立高等学校の「怒り」
第六章 私立愛知高等学校の「落語」
第七章 全国大会出場全12校の「夏」
エピローグ 高校演劇の「明日」
◆巻末特別インタビュー 『アルプススタンドのはしの方』原作・藪博晶(元兵庫県立東播磨高校顧問/現東播工業高校映像・舞台研究同好会顧問)
Author description
普段は劇場用パンフレットや雑誌、ネット媒体に、映画レビューや、映画人へのインタビューを寄稿。映画やドラマのノベライズも手がけ、代表作に『キサラギ』『パンドラ』『息もできない』『追憶の森』『さよならくちびる』などがある。
Readership
演劇ファン
演劇部員&その保護者