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想いをつなぐ
2020年夏の球児たち

タイムリー編集部

Sports

Publisher 辰巳出版株式会社
ISBN 978-4777825677
C code C0075
Publication Date 2020/9/30
NET Price(¥) 1500yen
Pages 224ページ
Format 四六判
Size 188×128
Color 1C
※All listed prices are excluding tax.

Product description

幻となった甲子園…かつてない夏に
球児たちは何を考え、何を残したのか?

「打倒私学」を掲げ、甲子園出場を目標にしていた公立校野球部員たち。
“特別な夏"を乗り越えた彼らが描く6つの青春ストーリー

<はじめにより>
史上初の選抜大会の中止から始まり、夏の甲子園大会の中止。世界的なコロナウイルスによるパンデミックは、高校野球球児の夢を次々と奪っていった。高校3年生にとって、最後となる202年の夏はどのように始まり、そして過ぎていったのだろう。

今回取材したのは、すべて公立校だ。公立校のほとんどは、まずは高校生活があり、そのなかに野球がある。この「教育」優先の理念が、公立高校の良さである一方で、「甲子園」の舞台に立つことを困難にもしている。だから彼らは「甲子園」とは何かを、ずっと突き詰め考えてきた。やはり「甲子園」は公立高校にとって叶わぬ夢なのか。ところが2020年、私学にも公立にも等しく襲ってきたコロナウイルスの脅威。甲子園の舞台を高校球児すべてが失った。そして彼らは気付くことになった。野球に向き合い、チームメイトと向き合い、選手と向き合い、ひたすらに駆けてきた3年間こそが、「甲子園」ではないかと。

本書は、2020年という特別な夏に挑んだ、6校の物語だ。それぞれの「甲子園」のきらめきが描かれている。彼らの想いを知り、そのとき何を選び残したのかに思いを馳せてほしい。

Index

都立小山台高校(東京都)〜全員で前を向き「甲子園の心」を求めて結束〜

市立仙台商業高校(宮城県)〜100代目のチームへ渡したバトン〜

県立西尾東高校(愛知県)〜選手のための野球をする いつもと変わらない夏〜

県立相模原高校(神奈川県)〜強豪私立を倒すには「束になって戦え! 」〜

府立大冠高校(大阪府)〜落ち込んだ甲子園中止と3年生全員で勝つ決意〜

県立上尾高校(埼玉県)〜野球部の伝統とプライドを継承〜

Author description

2009年7月に創刊のフリーマガジンをはじめ、ウェブサイト、SNSなどで全国のアマチュア野球情報を発信する高校野球メディア「Timely!」。全国各地の高校球児や高校野球部、指導者たちの想いを中心に、徹底した取材を通して紹介している。ウェブサイトはユニークユーザー20万人を誇り、アマチュア野球に携わる多くの人たちに情報発信を日々行っている。

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